法政大学理工学部機械工学科 航空操縦学専修

パイロットを目指す、 生の声をお届け:学生VOICE

横溝 空
1年生/川口市立川口総合高等学校出身

THEME: フレッシュマンズフライト パイロットとしての第一歩を実感した初フライト

「フレッシュマンズフライト」では、何を体験しますか?

初めて実機の操縦を体験するのが、フレッシュマンズフライトです。操縦の基本となる上昇・降下・旋回・水平直線飛行といった動作を、夏休みの5日間、合計約5時間のフライト実習で学びます。飛行前のブリーフィングとフライトプランの提出、飛行前後の機体点検、航空管制機関との無線交信なども経験します。

春学期に学んだ知識を、実機を使ったフライトで実践。フライト後には、航空機の飛行原理・理論の考察を重ね、さらに理解を深めます。

実習を終えた感想は?

あっという間の5日間でした。フライト初日は、初めて握る操縦桿に期待を抱きつつも、目の前の動作に集中することで精一杯。外の景色を楽しむ余裕がありませんでした。しかし、日を追うごとに少しずつ心に余裕が生まれ、コックピットから地上の街並みを見下ろしたとき、パイロットとしての第一歩を踏み出したのだと実感しました。

フライト実習中は、寮での共同生活。フライトで各人が感じた思いや情報を共有し、互いに支え合いながら苦難を乗り越えたことで、仲間との絆も一層深まりました。

今後の学生生活に向けた抱負を教えてください。

航空操縦学専修は機械工学科に属しているので、航空関連の科目と並行して機械工学を学びます。授業の難易度が高く大変ですが、航空機を知る上で機械工学は必須です。

将来、多彩な知識を背景に物事を多面的に捉えられるエアラインパイロットになるのが目標。フレッシュマンズフライトで感じたパイロットとして歩む覚悟を胸に、機械工学と航空関連科目のどちらも真剣に取り組み、目標に向かって尽力したいと思います。

航空操縦学専修を目指す受験生に向けて、メッセージを。

法政大学航空操縦学専修には、経験豊かな教授・教官陣の指導のもと「パイロット」や「飛べるエンジニア」になるための環境が十分に整っています。しっかり努力し勉学に励むことで、自ずと道は開かれます。

また、1年次からフライト実習を経験できるので、モチベーション維持につながり、私もそれまで以上に学習意欲が高まりました。“よくばりに飛ぼう!”を合言葉に、私たちと一緒に夢に向かって頑張りましょう。

熊田 義之
3年生/東京都 私立 國學院高等学校出身

THEME: 機械工学科専門科目 機械工学の知識が、航空関連科目への理解を後押ししてくれた

「機械工学科専門科目」の中で、好きな科目とそれらを学ぶ意義は?

「流れの力学」や「力学演習」をとても興味深く学びました。これらの機械工学科専門科目を履修することで、航空関連科目への理解をより深めることができたと思います。

エアラインパイロットになるためには、航空無線や航空気象、航空力学などの高度な専門知識が求められます。それらを学ぶ上でベースとなるのが、熱力学や流体力学、材料力学などの工学的な分野の知識です。機械工学科の専門科目を併せて学ぶことにより、航空機の構造や性質など、今後のパイロットとしての業務に必要な知識を深めることができます。

また、法政大学航空操縦学専修は「飛べるエンジニア」の育成にも力を入れています。航空関連科目と機械工学科専門科目を並行して学ぶことで、さまざまな進路の選択も可能になるという大きな強みがあります。

「機械工学科専門科目」での学びを、今後どのように生かしていきたいですか?

エアラインパイロットには、当然ながら非常に高度な知識と技能が求められます。機械工学科専門科目はその知識の基盤となるもの。それをしっかり学ぶことが、パイロットへ向けての確実な成長につながります。

これから、自家用操縦士課程や事業用操縦士課程など、本格的な飛行訓練が始まります。機械工学科専門科目と航空関連科目で習得した知識を、フライトという実践の場で生かしながら、飛行訓練に励みます。そして、将来、幅広い知識と技能を兼ね備えたパイロットとして航空業界で活躍することを自らに誓い、日々の努力を重ねていきたいと思います。

法政大学航空操縦学専修の魅力は?

法政大学航空操縦学専修では、パイロットに必要とされる高度な航空関連の知識と機械工学の知識の両方をしっかりと習得できます。また、飛行訓練が1年次から4年次まで国内で実施されることも大きな魅力。経験豊富な教官のもとで行われる飛行訓練では、その知識と技能を存分に吸収することができます。

緊張の連続の飛行訓練ですが、同じ目的を持った同期が共にいます。互いを高め合い、励まし合って試練を乗り越えることができる、かけがえのない仲間です。信頼できる指導者と意識の高い仲間のいる素晴らしい環境と、エアラインパイロットへの道をしっかりサポートしてくれる体制。それが、法政大学航空操縦学専修ならではの魅力です。

茂木 彩乃
2年生/神奈川県 私立 日本大学藤沢高等学校出身

THEME: クラブ・サークル、キャンパスライフ 勉学と部活を両立できる環境は、法政の大きな魅力

所属しているクラブ・サークルについて教えてください。

法政大学工体連バレーボール部に所属しています。練習は、週2~3日。小金井キャンパス内の体育館で行っています。練習メニューを自分たちで組んでいるため、大学からバレーボールを始めた私でも、無理なく練習についていくことができました。目標は、6月と11月に開催される同好会予選リーグを勝ち抜き、優勝すること。夏休みと春休みには1週間ほどの合宿を組み、技術と体力、チームワークの向上に励んでいます。

部活動を行うメリットは、他の学部・学科の学生とのつながりが持てること。先輩・後輩間の礼儀を学び、チームで一つの目標を目指す中で、人間性を高める貴重な経験ができていると実感しています。バレーボール部の仲間は、大学生活で得たかけがえのない存在です。

航空操縦学専修の学びとキャンパスライフとの両立で、工夫している点は?

部活動と学業の時間をしっかり切り替えることが、より勉強への集中につながっていると感じています。限られた時間を有効活用するために、普段から授業に集中。授業時間中になるべく内容を理解するよう心掛け、疑問点は積極的に先生方に質問しています。また、英語力アップのため、就寝前には必ず英単語を暗記。さらに、テスト前の2週間は部活動が休みなので、1日のほぼ全てを勉学に費やします。

毎日の努力を積み重ねることで、勉学でも納得のいく成果が出せ、部活動でも思い通りのプレーができたとき、両方を頑張っている生活に大きな充実感を覚えます。

法政大学航空操縦学専修の魅力は?

1、2年次には、学業と両立しながら、今しかできない部活動やアルバイト、友達との時間など、キャンパスライフを全力で楽しむ。3、4年次には、しっかりとした自覚を持ち、パイロットを目指して訓練に専念する。それができるこの環境は、国内で飛行訓練を実施している法政大学航空操縦学専修ならでは。ここで学ぶことができる幸せを、将来の夢へと着実につなげていきたいと思います。

山本 春菜
3年生/千葉市立 稲毛高等学校

THEME: 自家用操縦士課程 「初ソロ飛行」は、自身はもちろん見守る教官方にも、緊張が走る時間

「自家用操縦士課程」の「初ソロ飛行」とは?

自家用操縦士ライセンスを取得する上で、「初ソロ飛行」は最初の関門。一人で飛行機に乗って操縦を行う訓練です。訓練が始まり何度かは教官が同乗しますが、約1か月経つと一人で離着陸を行うことになります。

一人での操縦は、訓練生はもちろん、それを見守る教官方にも緊張が走る時間です。初ソロ飛行に臨み飛行場に着陸した時は、大きな感動と自信が湧きました。駐機場では教官と同期が出迎えてくださり、「おめでとう」と声をかけてくださったことを鮮明に覚えています。

「初ソロ飛行」に至るまで、どのように学ばれましたか?

フライト訓練では、離着陸だけでなく訓練エリアへ飛行し、地形を覚えたり、上昇・降下・旋回を組み合わせたエアワークをこなします。初ソロ飛行では、飛行場での離着陸訓練のみですが、その後は飛行場から離れた訓練エリアへ一人で飛行し、エアワークをこなすことになります。

フライト後に担当教官とブリーフィングをし、反省点を明確にした上で次のフライトにつなげます。初ソロ飛行を成功させるには、このブリーフィングと反省を毎日積み重ねることが大切でした。滑走路に安全に着陸するための姿勢を作ることが一番苦労する点であり、教官が念入りに確認するポイントだと思います。

感想、自身が成長したと思うことは?

自家用操縦士の技能審査では、「口述」と「技能」の2つの審査を受けます。審査の日が近づくにつれ教官とのブリーフィングの時間が長くなり、フライトがない日も教官や同期と口述対策をしました。審査前日には同期が準備を手伝ってくれ、仲間の大切さを改めて感じました。審査に合格した日、お世話になった皆様に合格の報告をしてお礼をしましたが、改めてたくさんの方々に支えられ、合格できたのだと実感しました。

自身の成長を感じたのは、「自分で考えられるようになった」ことです。訓練が始まった当初、航空に関する知識が不足していた頃は、教官の教えに対して常に受け身の姿勢でした。ですが、知識が増えるにつれ、疑問に感じたことや不明なことはまず自分で考え、その後教官に聞くように心がけるようになりました。その習慣が、航空に関する知識をより深く理解できることにつながったのだと思います。

今後の抱負は?

私の最終目標は、航空会社に就職しエアラインパイロットになること。そして、お客様を乗せて安全で快適な運航を行うことです。今後、さらに技量面・知識面の両面で正確なものが求められますので、日々のフライトと勉強を今まで以上に充実したものにしていきたいと思います。

また、最近日本での航空事故をニュースで目にすることが多いと感じています。安全対策を常に意識し、フライト中は常にみはりを徹底するなど、飛行機に不具合が生じた際には速やかに対処できるよう訓練を通じて学んで行きたいと思います。

小鳥 義隆
4年生/名古屋市 私立 名古屋高等学校

THEME: 多発限定課程 最大の難所「1エンジン停止」を教官の的確な指導で乗り越えた

「多発限定課程」では、どんなことを学びましたか?

事業用操縦士課程までのエンジンが一発の航空機とは違い、多発限定課程ではエンジンが二発ある航空機で訓練を行います。そのため航空力学の観点や訓練機の性能、システムなど、より幅広い知識への理解が求められます。

また、訓練のベースとなる空港は、事業用操縦士課程とは違い管制圏内にある大分空港になります。そのため地上を移動するだけでも、管制官からの許可が必要になり、より一層他機への気配りや全体の状況把握、定時性が重要になります。

感想、自身が成長したと思うことは?

多発限定課程最大の難所であり、多くの訓練生が苦労をするのが「1エンジン停止」です。飛行中抜き打ちで、教官が片方のエンジン出力を絞り、「1エンジン停止」の状況が模擬される訓練で、迅速、かつ正確に手順を行い、同時に機体の姿勢を制御する必要があります。私もこの技術の習得に苦労をしました。

訓練を経て特に自身の成長を感じたのは、着陸進入時の安定性の向上です。一見精神論のように感じますが、「気合いであわせる」という担当教官の教えが心に残っています。毎回の着陸進入で、それまで以上に「気合を入れて」操縦を行った結果、安定した着陸の技術を習得することができました。学生の心理を捉えた適切なアドバイスをいただけたと感じています。

計器飛行証明のライセンスの取得に向けた抱負をお願いします。

多発限定課程も修了し、訓練の最終段階である計器飛行証明課程が始まります。これまでの課程とは根本的に違い、外部の視界ではなく、計器と無線通信を頼りに飛行することになり、求められる技量や知識の水準がさらに向上します。

また、操縦技術の習得を目的とした訓練機による訓練は既に多発限定課程で修了しましたので、今後は計器飛行をする上でのベースとなる知識の習得、さらに状況認識能力の向上、危険予測を重視して訓練に励んでいきたいと思います。

法政大学航空操縦学専修の魅力は?

航空操縦学専修は、私立大学のパイロット養成校で唯一の「機械工学」を重視したコースです。入学希望者の中には、「物理が苦手だから私には無理かな」と思われる方もいるでしょうが、そういった基本的な学びを習得できなければ、飛行訓練は到底乗り切れません。

私自身も、入学後に物理を初めて勉強したので苦労をしましたが、原理や理論を学ぶことで航空分野に対する理解が深まりました。

物理が苦手な方も、プロパイロットになるための初めの難関と捉えて、法政の門戸を叩いてほしいと思います。

小泉 義仁
1年生/東京都 私立 桜美林高等学校出身

THEME: フレッシュマンズフライト 地上から見た景色とは異なる空の大きさに驚かされた

「フレッシュマンズフライト」では、どんな体験をしましたか?

5日間で約5時間のフライト実習を行います。飛行前のブリーフィング、フライトプランの提出から始まり、飛行機の離陸、着陸、エンジンを止めるまでの一連の流れを教官にご指導いただきながら体験します。実際に操縦桿を握り、旋回、上昇、下降など、飛行機の基本的な操縦を味わえるフレッシュマンフライトは、パイロットへの第一歩であり、本当にかけがえのない時間でした。

同級生と共同生活を行うことで、仲間との絆もより一層深まりました。

感想、自身が成長したと思うことは?

初めて操縦したときは、緊張のあまり周りを見る余裕がなかったのですが、少しずつ慣れるにつれて、外の景色に目が行くようになり、そのとき初めて「空を飛んでいる」という実感が湧きました。地上から見た景色とは全く異なり、改めて空の大きさに驚かされました。

一方で、パイロットとして空を飛ぶことの難しさを痛感し、その後の勉強や飛行訓練に一生懸命取り組もうと、身が引き締まる思いでした。

今後の学校生活の抱負は?

私たち航空操縦学専修の学生は、パイロット訓練生であると同時に機械工学科の学生です。飛行機はさまざまな材料や技術によって作られており、機械工学科で学ぶ知識は、パイロットにとって欠かせないものです。難解な授業も多いですが、機械工学科で学んだことが土台になっていくと感じます。

幅広い多くの知識を持ったパイロットになれるよう、飛行訓練だけでなく、授業にも真剣に取り組みたいです。

法政大学航空操縦学専修の魅力は?

パイロットになるのは大変なことだと思いますが、法政大学航空操縦学専修には、そのための環境が十二分に整備されています。しっかりと努力することで、パイロットへの道を着実に歩めると思います。また、機械工学の知識を得ることで、「飛べるエンジニア」をはじめとする、幅広い進路が選べることも大きな魅力です。

越智 文耶
3年生/東京都 私立 法政大学第二高等学校

THEME: 自家用操縦士課程 「単独飛行」で大空を飛ぶ、その時の感動が忘れられない

「自家用操縦士課程」では、どんなことを学びましたか?

自家用操縦士課程が始まりすぐに感じたことは、教官方の教え方や視点が、プロパイロットになるために必要な事業用操縦士ライセンスの取得を前提としていること。アマチュアの自家用操縦士を育てるという考え方ではなく、しっかりプロを育てる視点で指導してくださいました。

そのため座学では自家用操縦士課程とはいえ、事業用操縦士レベルの知識が要求されます。私は、これを機会に航空法や航空力学、気象を基礎から学び直しました。
操縦技術に関しては、やはり素人同然でしたので、まずは安全な離陸・空中操作・着陸を単独で、かつ確実に行えることを目指しました。

印象に残っているのは、やはり初めての「単独飛行」。独りで大空を飛んだ時の感動は忘れられません。

感想、自身が成長したと思うことは?

正直なところ、訓練期間はあっという間に時間が経ったと感じました。実際には、訓練開始から技能審査まで約4ヵ月ありますが、審査が迫るほど訓練内容が濃くなり、口述対策に割ける時間も限られてきます。毎日少しずつ、コツコツと勉強を続けることが大切だと実感しました。

操縦技術に関しては、毎回の訓練後に反省点を書き出し次のフライトに活かすことが、技術の向上につながりました。

勉強漬けの毎日を続けることで、常に素直に学ぶ姿勢が身についたと思います。訓練中に起こる何事にも必ず意味があり、「いつか必要になる」、「無駄なことなどない」と考えるようになりました。

プロパイロット事業用ライセンスの取得に向けた抱負をお願いします。

周りで支えてくださる両親、教授、教官、事務職員の方々、先輩、同期の仲間、後輩に対する感謝の気持ちを忘れずに訓練に臨みます。

私たちのほとんどはエアラインパイロットを目指しているので、今の学びや生活は通過点になります。ですが、一つひとつの訓練やライセンス取得を軽んじず、まずは次の大きな関門である「事業用操縦士課程」に全力を注ぎます。そして、審査に必ず合格し、プロのパイロットにふさわしい心身の成長を遂げたいです。

法政大学航空操縦学専修の魅力は?

航空操縦学専修には、パイロットという同じ志を持つ仲間がいます。そして、私たちを指導してくださる経験豊富な教授・教官もいらっしゃいます。この恵まれた環境を活かして、一緒にパイロットを目指しましょう!

宮島 翔麻
4年生/東京都 私立 多摩大学附属聖ヶ丘高等学校

THEME: 事業用操縦士課程 「プロ」のエアラインパイロット、その夢への気持ちが強くなる

「事業用操縦士課程」では、どんなことを学びましたか?

事業用操縦士課程は、エアラインパイロットになるために必要な「事業用操縦士免許」の取得を目標とした訓練課程です。着陸やエアワーク、航法訓練など、それぞれの知識・技術に対してより高い精度が求められます。やはり「プロ」に近づくだけあり、自家用操縦士課程との大きな違いを感じました。

また、緊急時にも安全に着陸することができる技量も求められ、「180スポットランディング」というエンジンを止めたことを想定して着陸を行う課目も実施されます。

野外航法では関東周辺を飛ぶだけでなく、名古屋や神戸、高松、仙台、青森など、さまざまな管制機関とコンタクトを取りながら日本全国の空港へ距離を伸ばし、訓練を実施。座学では、プロとして操縦に必要な知識(航空法、航空気象、航空力学、航空管制など)を学びました。

感想、自身が成長したと思うことは?

たくさんのお客様の命を預かるための操縦訓練であり、訓練は正直とても厳しいもので決して楽なものではありませんでした。ですが、航法訓練で全国の空港へ向かう途中で見ることのできた日本の雄大な景色は、その苦労を忘れさせてくれるほど美しいものでした。
そして私は、人として大きく成長することができたと思います。航法訓練で全国の空港へ向かうたびに、飛行機を運航するにはたくさんの方々の協力が必要なのだと再認識することができました。同期の仲間、先生方、家族など私を支えてくれている全ての方に対して感謝の気持ちを改めて自覚するようになりました。

その感謝の気持ちを表明するためにも、「プロのパイロットになる、そしてエアラインパイロットに絶対になる」という気持ちがさらに強くなりました。

多発限定課程・計器飛行証明課程(最終訓練)に向けた抱負をお願いします。

この2つの訓練課程は、大学で受講する最終訓練になります。大分空港にベース空港を移して、今まで学んできたことからさらに発展的な訓練内容になり、かつ、難易度の高いものになると思います。

お客様の笑顔を作るために、安心快適なフライトを提供できるパイロットになるという私の夢を叶えるためにも、同期の仲間達と力を合わせ、引き続き日々努力していきたいです。

法政大学航空操縦学専修の魅力は?

航空操縦学専修の大きな特徴は、1・2年次に機械工学科の学生として学生生活を送りながら、教養科目や機械工学の専門科目を学ぶことができ、さらに合計10時間のフライト訓練が体験できること。そして、3・4年次には、日本の空で、自家用・事業用操縦士の操縦訓練を受講できること。この2つにあります。

パイロットになるための環境は整っているので、努力さえすればおのずと道は開けてきます。夢に向かってぜひ頑張ってください。

相原 拓実
2年生/神奈川県立 湘南高等学校出身

THEME: キャンパスライフ パイロットへの夢とキャンパスライフ、両方ともあきらめずに頑張りたい

所属しているクラブ・サークルについて教えてください。

私が所属しているのは、法政大学工学部体育連合ラグビー部です。週3~4日、小金井キャンパスの緑町グラウンドで練習しています。活動時期は、3~6月の前期シーズンと9~11月の後期シーズンに分かれ、その他はオフシーズンです。部の目標は、関東学生クラブ選手権大会1部リーグ優勝。9月には長野県・菅平での合宿にも参加し、各大会に向けて練習に励む毎日です。

航空操縦学専修の学びとキャンパスライフとをどう両立していますか?

できるだけ時間を有効に使うよう、普段から心がけています。授業終了から部活までに時間が空くので、その間に授業の復習や課題を。また、通学時間が長いので、電車内でTOEICのための英単語に取り組むなど、隙間の時間を大切に勉強しています。

部活動は7~8月、12~2月がオフシーズン。その時期はもっぱら学業に集中します。大学の定期テストもこの時期にあたるので、学業との両立も難しくありません。授業のときは授業に、部活動のときは部活動に集中して取り組む。その切り替えがしっかりでき、どちらでも成果を出せたとき、大学生活が充実していると実感することができます。

ラグビーはチームで戦う競技。だからこそ、皆で勝利を勝ち取ったときの喜びも大きい。上下関係や規則も厳しく、自分を律することを求められます。 ここで得る経験は、自分の身体と心を鍛え、人間的な幅を広げてくれる貴重なものだと思います。

法政大学航空操縦学専修の魅力は?

パイロットは小学生のころからの夢でした。でも、その夢のために他を犠牲にしたくない。大学時代にしかできない経験もしっかり楽しみ、人間的に大きく成長したい。私が法政大学を選んだのは、それが理由です。1、2年次は主に小金井キャンパスで学ぶので、大学生らしく部活動やアルバイトなどに取り組むことができます。私もプールでライフセーバーのアルバイトをしていますが、楽しいのと同時にいろいろな経験を積むことができています。3、4年次に取り組む数ヵ月の訓練も、国内の訓練センターで実施されます。

夢のための学業と訓練、そして大学生としての多彩な経験、その両方をあきらめずに充実した大学生活を送る。それが可能なのが、法政で学ぶ魅力の一つだと思います。

秋元 奏美
3年生/北海道 私立 北星学園女子高等学校出身

THEME: 機械工学科専門科目 幅広い学びの先に、理想のパイロットへの道がある

「機械工学科専門科目」ではどのようなことを学んでいますか?

例えば、必修の「機械工学実験Ⅰ」は、基礎となる原理や理論を検証して理解を深めることを目的とした授業です。班に分かれて「流体」、「振動」、「航空」など6つのテーマの実験を行い、レポートを作成。講義で学んだ内容をもとに実験を行うので、より理解が深まりました。実験では予習が欠かせず、積極的な行動も求められます。大変ですが、とてもやりがいがあり、訓練生活に必要な積極的に学ぶ姿勢を身につけることができたと思います。

また、「基礎熱学」は熱と仕事の基本概念を理解する授業。目に見えない空気と熱の力について学びますが、その内容は自動車のエンジンから自然現象にまでおよび、とても興味深い科目でした。

「機械工学科専門科目」を学ぶ意義は?

私たちは、飛ぶことだけを求められているのではありません。機械工学科専門科目で学ぶ原理や理論は、飛行機の原理の基礎でもあります。航空分野を学ぶ中で、「以前勉強したあの機械工学の原理をもとに作られているのだ」とわかり、理解がより深まることが度々ありました。

また、「医療福祉工学」など、航空以外の専門的な分野を学ぶ機会もあり、視野を広げることができます。パイロットになるから航空分野以外は知らなくてもいいなんてことは、決してないと思います。さまざまな分野に触れ、自分で考え、選択して、自分の道を開いていくことが大切だと思っています。

「機械工学科専門科目」での学びを今後どう活かしていきたいですか?

飛行機も機械工学をもとに作られたものです。多くのことを知っていることは、パイロットを目指す上で自信にもつながります。また、さまざまな分野を学びながら、実験を通して原理や理論を検証していく過程で、常に「なぜ?」と問いかけ、その答えを突き詰めていく姿勢が身につきました。この姿勢を今後の訓練でも貫いていきたいと思います。

機械工学の知識の裏づけと広い視野を持ったパイロットは、私が目指すパイロット像です。さらに学びを深め、少しでも理想のパイロット像に近づきたいと思います。自分の未熟さに悩むことも多いですが、法政大学には恵まれた学びの環境があり、共に励まし合える仲間がいます。

雜賀 和哉
2年生/京都府 私立 洛南高等学校出身

THEME: フレッシュマンズフライト パイロットだけに許された絶景が眼下に広がる、感動の初フライト

初フライトの感想は?

とにかく、あっという間でした。実機でのフライトでは、それまでに座学で学んできたことが、実際に次々と展開していきます。フライトシミュレーターとは全然違う感覚です。何をしてもおぼつかない状態のまま、約1時間のフライトが一瞬のうちに終了してしまったという感じでした。

でも、広い夏空へ飛び立ち、コックピットから見下ろす大地は、これまで目にしたことのない迫力でした。これは、パイロットだけが見ることを許された絶景だと思います。壮大な景色を前に大きな感動を覚えたのと同時に、プロのパイロットになるという決意が一層強くなりました。

「フレッシュマンズフライト」は、どんな1週間でしたか?

フレッシュマンズフライトは、1年生が約1週間、法政大学の飛行訓練センターで操縦実習を行うものです。運行管理や整備について実際に見て学んだり、構造や飛行前点検を実機で学んだりします。上空で実際に操縦桿を握るフライト実習も5時間程度あります。

フライトを終えた夜には、仲間同士でその日のフライトについて夢中で情報交換し、学んだことを互いに共有しました。そして、翌日のフライトに備えて必死で勉強。緊張の毎日でしたが、日を追うごとにできることが増えていくのが楽しく、とても濃い一週間でした。

今後の学生生活の抱負は?

法政の航空操縦学専修では、機械工学科の科目として専門的な内容も修得していかなければなりません。簡単ではありませんが、仲間と互いに協力しながら一歩ずつ目標に向かって進んで行こうと思います。

また、法政は国内でライセンスが取得できるため、大学生としてサークル活動やアルバイト、資格取得などさまざまなことにチャレンジすることができます。卒業生の先輩パイロットから聞いたお話でも、日本で大学生活を送った経験はとても重要だったそうです。私も大学生活でたくさんのことを経験し、多彩なバックグラウンドを持った、幅広い考え方ができるパイロットを目指したいと思っています。

江渡 凌介
4年生/東京都 私立 かえつ有明高等学校出身

THEME: 自家用操縦士課程 仲間がいたから、いくつもの難関を乗り越えられた

「自家用操縦士課程」では、どんなことを学びましたか?

自家用操縦士とは、航空法に定める「航空機に乗り組んで、報酬を受けないで、無償の運航を行う航空機の操縦を行うこと」ができる資格。私たちは3年次にこの資格を取得するため、飛行訓練センターで約4ヵ月の操縦実習を行いました。

飛行訓練の流れとしては、初めに当日の天気概況を解析し、訓練を行える気象の条件を満たしているか、またどのような気象要因に注意すべきかを判断。次に、当日の飛行計画を東京空港事務所に提出。そして機体を点検し、いよいよフライトです。飛行訓練の内容は、空中での飛行実習である「エアワーク」と、目的地への航行術である「ナビゲーション」の2種類に大きく分けることができます。

大変だったこと、自身が成長したと思うことは?

特に苦労したのは「初ソロチェック」。総飛行時間がまだ20時間余りしかない段階で、一人で離着陸できる技量が備わっているかを見極められる審査です。同期の仲間も皆同じ壁に突き当たり、夜遅くまで模型を使ってあれこれと議論したことは、忘れられない思い出です。「初ソロチェック」をクリアし、初めてソロで飛んだ日は、喜びとともに自身の成長を実感しました。

訓練では飛行時間の何倍もの時間をかけて予習や準備をしますが、実際のフライトでは思うような成果を出せないことがほとんど。同期の仲間たちと支えあい、切磋琢磨することで、一人では越えられない難関も乗り越えることができました。最終技能審査に合格したときは、思わず涙するほど大きな達成感を覚えました。

今後の目標を教えてください?

自家用操縦士の資格が取得でき、現在は事業用操縦士課程の訓練に入っています。最終目的であるプロのパイロットになるための、厳しい訓練が続きます。人命を預かるプロとしての操縦技術や知識が求められ、訓練の難易度もさらに高度になってきます。法政大学の大きな特長は、国内でライセンスが取得できること。高度な技能を母国語で学ぶことができるので、海外でライセンスを取得する場合と比べて、習熟度に大きな差が出ると思います。

将来は大手航空会社の海外路線を担当するというのが私の夢。その夢へ向かって訓練に一層精進すると同時に、TOEICなどの英語の勉強にも力を入れていきます。