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カリキュラム紹介

カリキュラム紹介

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※本動画の内容は2020年8月時点のものです。

4年間の流れ

ポイント
  1. 大学4年間で自家用操縦士および事業用操縦士のライセンス取得を目指す
  2. パイロットだけではなく、機械+航空の素養を持った「飛べるエンジニア」の育成
  3. 航空機に触れながらモノづくりを学習
  4. 飛行時間:自家用操縦士課程 約60h、事業用操縦士課程(多発限定変更・計器飛行証明課程を含む) 約133h
1年次フレッシュマンズフライト+機械工学のリテラシー教育

初めて操縦桿を握って青空に飛び出す。飛行機ってこんなに速いんだ。空を操る快感。視界が広がると、世界観も大きく変わります。イメージでしかなかった操縦の世界をリアルに体験しながら、コース履修の自覚と適性チェックを行います。
操縦実習は約1週間(飛行時間約5h)程度。一方、学科ではエンジニアの基礎となる力学や、各分野の入門科目を履修します。

フレッシュマンズフライト

◎・・・必修科目
○・・・選択必修科目

操縦実習 航空関連科目 機械工学科専門科目
◎フレッシュマンズフライト
(夏休みの1週間)
飛行時間 5時間

詳しくはコチラ

フレッシュマンズフライトとは

パイロットだけに許された絶景が、眼下に広がる感動

実機を使用して操縦の基礎を学びます。チェックリストを使用しながら飛行前点検の方法を学び、また、操縦桿と飛行機の動作関係を確認するなど操縦に関する一連の基本動作を習得します。実際に作動している状態にある計器の基本的な読み方を学習し、離着陸に際しては、滑走路の見え方や管制機関との無線交信のやりとりを体験します。

フレッシュマンズフライトとは
  • 航空操縦学入門
  • 航空管制
  • 航空無線
  • 航空英語Ⅰ
  • 機械力学入門
  • 材料力学入門
  • 機械要素
  • 機械材料入門
  • 環境・エネルギー入門
  • 流れの力学
  • 基礎熱学
  • 力学基礎
  • ロボティクス入門
  • 図形科学
  • 航空宇宙工学入門
  • CAD入門
  • マテリアルサイエンス
  • 工業数学基礎演習
  • 機械工学特別講義A
  • 機械工学特別講義B
  • デザインとテクノロジー(機械)
  • 確率統計(機械)
  • プログラミング言語C(機械)
  • プログラミング言語Fortran(機械)
1年生の時間割
2年次学科をフォローするフライト+機械工学の専門基礎教育

ライセンス取得に必要な知識は、航空力学や航法、気象、管制など、専門的かつ実学的です。これらを実際のフライトで追体験し、理解を深めます。操縦実習は約1週間(飛行時間約5h)程度。同時に、熱、流れ、機械、材料といった、4つの主要な力学を学んでエアクラフト・テクノロジーのバックグラウンドを学びます。

学科をフォローするフライト

◎・・・必修科目
○・・・選択必修科目

操縦実習 航空関連科目 機械工学科専門科目
◎初等操縦実習Ⅰ
(夏休みの1週間)
飛行時間 5時間

詳しくはコチラ

初等操縦実習Ⅰとは

実際のフライトを通じて、操縦に必要な航空力学、航法、気象、管制などの理解を深める

1年次のフレッシュマンズフライトで基本的な飛行機の操縦方法を学んだ学生が、2年次の初等操縦実習Ⅰでいよいよ主体的な操縦に取り組みます。基本の空中操作ができ、希望する方向に水平直線飛行ができるようになることに加えて、離着陸操作にも積極的に取り組み、飛行場までのアプローチと着陸するための操作を繰り返し練習します。
この実習を受講するまでに学ぶ、航空英語や航空無線、航空力学、航法などの知識を、実際のフライトで追体験して、飛行機を操縦するための知識の理解を深めます。

学科をフォローするフライト
  • 航空法
  • 航空英語Ⅱ
  • 航空力学Ⅰ
  • 航空気象
  • 航法Ⅰ
  • 航空エンジン
  • 航空機システム
  • 応用航空英語
  • 機械力学Ⅰ
  • 材料力学
  • マテリアルプロセッシングⅠ
  • 流体力学Ⅰ
  • 工業熱力学Ⅰ
  • 機械工学演習
  • 機械工学実験Ⅰ
  • 機械プラクティス
  • 機械製図
  • 人間工学(機械)
  • データサイエンス・計測工学
  • 力学演習
  • 設計工学
  • 金属材料
  • 医療福祉工学
  • マテリアルプロセッシングⅡ
  • 機械力学Ⅱ
  • CGと形状モデリング
  • 非金属材料
  • ベクトル解析
  • 制御工学Ⅰ
  • 工業熱力学Ⅱ
  • 流体力学Ⅱ
  • メカトロニクス
  • 応用数学(機械)
  • 応用解析(機械)
  • 物理学応用
2年生の時間割
3年次自家用ライセンス取得+エンジニアの教養を深める教育

パイロット・イン・コマンド。ひとりで飛ぶことの開放感と責任感を実感しよう。パイロット・ライセンス取得への最初の関門、ファースト・ソロ(単独飛行)を目指します。
ファースト・ソロ後、自家用操縦士免許取得を目指し、クロスカントリー、夜間飛行などのやや高度な操縦訓練に入ります。操縦実習は約4ヶ月(飛行時間約60h)程度。同時に、最先端の航空機素材であるカーボンファイバーの材料強度など、より専門的なカリキュラムを学びます。

自家用ライセンス取得

◎・・・必修科目
○・・・選択必修科目

航空関連科目 機械工学科専門科目
  • 航法Ⅱ
  • 航空力学Ⅱ
  • 応用航空管制
  • 応用航空気象
  • 航空安全
  • 操縦学総合演習

この科目は3年秋学期と4年春学期に開講される科目です。

  • PBL
  • 音響工学
  • 内燃機関
  • 流体工学
  • 複合材料工学
  • 材料強度学
  • 機能材料
  • 燃焼工学
  • ロボット工学
  • 伝熱工学
  • 固体力学
  • 塑性力学
  • 計算力学
  • 機械設計製図
  • 機械工学実験Ⅱ
  • 機械工学実験Ⅲ
  • 制御工学Ⅱ
  • 機構デザイン
  • 航空機
  • 自動車工学
  • 宇宙工学
  • 熱工学
  • 流体機械
  • 製品開発工学
  • 機械工学ゼミナールⅠ
  • CAD/CAM/CAE
  • トライボロジー
  • インターンシップ
  • 宇宙システム
  • 破壊力学

3年次の操縦実習

3年次の操縦実習
4年次高等操縦実習 or 卒業研究

プロパイロットを目指すか、エンジニアや研究者の道を選ぶか。航空業界においてはパイロットだけでなくさまざまなキャリアが考えられます。プロパイロットを志望する人は自家用操縦士免許を取得後、次のステップである事業用操縦士免許取得を目指します。
また、自家用操縦士免許を取得後に卒業研究に取り組み、航空系のエンジニアになる道もあります。
(高等操縦実習の受講には、学費とは別に操縦実習費がかかります。)

高等操縦実習

◎・・・必修科目
○・・・選択必修科目

航空関連科目 機械工学科専門科目
  • 操縦学総合演習

この科目は3年秋学期と4年春学期に開講される科目です。

  • エネルギー変換工学
  • インダストリアルデザイン
  • バイオメカニクス
  • 環境工学
  • 機械工学ゼミナールⅡ
  • 卒業研究
  • 卒業研究計画

4年次の操縦実習

高等操縦実習

模擬授業を受けてみよう!

※本動画の内容は2020年8月時点のものです。

教員紹介

南部 安宏教授

航空操縦学専修南部 安宏 教授

主な授業科目: 航空安全、航空英語
業務経歴: 日本航空機長(一般大学出身)、運航乗員訓練部副部長、インテグレーテッドオペレーションズコントロール ミッションディレクター
飛行時間: 14,081時間
メッセージ: 機械工学を礎とした航空機の分野は今後も変化・発展していくと考えられます。論理的な基礎知識を習得し、確かな技術を身につけ、経験を積み重ねることで更なる発展に寄与する事ができます。そしてそれは時として脅威となる自然環境に対する対応力の向上にも繋がります。また、航空機の運航に関わる一人一人の能力と、良いコミュニケーションによるチームワークが安全確保への要となります。その他にも後の世代の皆さんがより良い地球環境で生活できるよう、私たちには配慮するべき事柄が沢山あります。技術者として、運航者として、これらの課題に一緒に挑戦しませんか。
山下 勝教授

航空操縦学専修山下 勝 教授

主な授業科目: 航空力学、航空エンジン
業務経歴: 防衛省操縦士、航空大学校教官、国土交通省航空局首席航空従事者試験官・首席運航審査官、航空大学校教頭
飛行時間: 11,452時間
メッセージ: 航空機を運航する、操縦するということは、広い分野での知識・能力が求められ、それを段階的に学びます。例えば、飛行機のシステム全体を理解していないと、緊急操作手順を理解することはできません。実用に即した知識が必要になります。また、能力としては、特に管理能力を必要とします。航空機の運航は決心の連続です。STOP & LOOK は、その中にあっても、「立ち止まって考え判断する」ということと、「操縦では航空機の姿勢を止めて判断し次の姿勢を考え修正する」という二つの意味を込めています。教育訓練は「啐啄同時(そったくどうじ)」と言われます。皆さんと共通認識のもと楽しく進んでいきましょう。
坂本 真教授

航空操縦学専修坂本 真 教授

主な授業科目: 航空力学、航法
業務経歴: 防衛省操縦士、航空大学校教官、国土交通省航空局首席航空従事者試験官
飛行時間: 7,080時間
メッセージ: 「大空を自由に飛びたい」というのは、人類の長年の夢でした。一方でイカロス神話にもあるように「神様は人が空を飛ぶことをお許しにならない」とも言われています。それゆえ、安全な飛行を追究する良い操縦士は日夜技術を磨き、知識を蓄え、いわば求道者のような者だとも言えます。
私は最初に操縦を学んだ際に「操縦は道なり」という言葉を教官から教えられました。曰く、「操縦を学ぶのに終わりは無い。常に道を極めるつもりで取り組め。」ということでした。
「操縦は道なり」は今でも私の座右の銘です。皆さんも私たちと一緒に「道」を歩き始めませんか。広い大空は皆さんが来るのを待っています。
南部 安宏教授

航空操縦学専修南部 安宏 教授

主な授業科目: 航空安全、航空英語
業務経歴: 日本航空機長(一般大学出身)、運航乗員訓練部副部長、インテグレーテッドオペレーションズコントロール ミッションディレクター
飛行時間: 14,081時間
メッセージ: 機械工学を礎とした航空機の分野は今後も変化・発展していくと考えられます。論理的な基礎知識を習得し、確かな技術を身につけ、経験を積み重ねることで更なる発展に寄与する事ができます。そしてそれは時として脅威となる自然環境に対する対応力の向上にも繋がります。また、航空機の運航に関わる一人一人の能力と、良いコミュニケーションによるチームワークが安全確保への要となります。その他にも後の世代の皆さんがより良い地球環境で生活できるよう、私たちには配慮するべき事柄が沢山あります。技術者として、運航者として、これらの課題に一緒に挑戦しませんか。
山下 勝教授

航空操縦学専修山下 勝 教授

主な授業科目: 航空力学、航空エンジン
業務経歴: 防衛省操縦士、航空大学校教官、国土交通省航空局首席航空従事者試験官・首席運航審査官、航空大学校教頭
飛行時間: 11,452時間
メッセージ: 航空機を運航する、操縦するということは、広い分野での知識・能力が求められ、それを段階的に学びます。例えば、飛行機のシステム全体を理解していないと、緊急操作手順を理解することはできません。実用に即した知識が必要になります。また、能力としては、特に管理能力を必要とします。航空機の運航は決心の連続です。STOP & LOOK は、その中にあっても、「立ち止まって考え判断する」ということと、「操縦では航空機の姿勢を止めて判断し次の姿勢を考え修正する」という二つの意味を込めています。教育訓練は「啐啄同時(そったくどうじ)」と言われます。皆さんと共通認識のもと楽しく進んでいきましょう。
坂本 真教授

航空操縦学専修坂本 真 教授

主な授業科目: 航空力学、航法
業務経歴: 防衛省操縦士、航空大学校教官、国土交通省航空局首席航空従事者試験官
飛行時間: 7,080時間
メッセージ: 「大空を自由に飛びたい」というのは、人類の長年の夢でした。一方でイカロス神話にもあるように「神様は人が空を飛ぶことをお許しにならない」とも言われています。それゆえ、安全な飛行を追究する良い操縦士は日夜技術を磨き、知識を蓄え、いわば求道者のような者だとも言えます。
私は最初に操縦を学んだ際に「操縦は道なり」という言葉を教官から教えられました。曰く、「操縦を学ぶのに終わりは無い。常に道を極めるつもりで取り組め。」ということでした。
「操縦は道なり」は今でも私の座右の銘です。皆さんも私たちと一緒に「道」を歩き始めませんか。広い大空は皆さんが来るのを待っています。