
在学生の声
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フレッシュマンズフライト

K.M. さん3年生
法政大学では、1年次から実機の操縦を経験することができます。入学後、最初の夏休みに実施されるフレッシュマンズフライトでは、座学で身につけた工学・法律・操縦論的知識を、実機の操縦を通して体感的に学ぶことができました。滑走路に入り、スロットルを押し込むと同時に機体が加速し、あっと言う間に地平線を越えて抜けるような青空へと飛び立っていく感動は、今でも忘れることができません。飛行機の特性や操縦法を理解し、初めて自らの操縦で飛行した経験はかけがえのないものになりました。また、チェックリストを通したエラーマネージメントや管制機関との無線交信などを通じ、パイロットが担う責任の重さも実感しました。同期の仲間と協力してお互いのフライトについて検証し合ったことで、チームワークやコミュニケーションの大切さも学び、絆も深まったように思います。この経験から得た学びを、長期操縦実習にも生かしていきたいです。
ファーストソロ

H.K. さん3年生
現在、初等操縦実習Ⅱ・Ⅲ(自家用操縦士課程)で操縦実習に励んでいます。実習で最も印象深い思い出となったのは「ファーストソロフライト」です。これは、教官が同乗せずに離着陸、管制などのあらゆる判断を自分一人で行う初の単独飛行です。当初、「自分には一人で飛ぶだけの十分な技量があるだろうか」と不安な気持ちで過ごしていましたが、教官からのアドバイスや同期の励ましが不安を乗り越える原動力に。それからは、フライトに向けて努力を重ね、何度もイメージトレーニングを繰り返し、自分に自信を持つように心がけました。当日は同期全員が飛行場まで駆けつけてくれて、それだけで不思議と心強さがありました。自分だけの力で大空を飛ぶうちに、独り立ちできたような気持ちになり、楽しさも感じられるようになったことを覚えています。着陸後に担当教官と固い握手を交わしたときには、達成感やフライト成功の喜びが胸に沸き上がりました。周囲に支えられ、困難を乗り越えた経験は今後の大きな糧となるはずです。

N.R. さん3年生
初等操縦実習Ⅱ・Ⅲ(自家用操縦士課程)では、初めて一人で飛行機を操縦する「ファーストソロフライト」を経験します。離着陸から異常事態の対応まですべて自分だけで行う必要があるため、教官から十分な技量があると認められた者しか飛ぶことはできません。私は着陸のイメージが掴めず、フライトに出るまで人一倍時間を要しました。不安や焦りを感じた苦しい時期ではありましたが、この間、多くのことを学べたように思います。特に実感したのは「一人では越えられない壁も周囲と協力することで乗り越えられる」ということです。教官からは具体的な飛行のアドバイスをいただいたり、同期の仲間には不安や悩みを聞いてもらうなど精神的な面で支えてもらったり。あきらめずに努力することはもちろん、時には自分の弱さを周囲に伝え、頼ることも大切なのだと実感しました。この先の課程でどんな問題に直面しても、この難局を共にした仲間となら乗り越えていけると信じています。
自家用操縦士課程

W.R. さん4年生
3年次の初等操縦実習Ⅱ・Ⅲ(自家用操縦士課程)では、飛行機の操縦方法や緊急時の対処法などを学び、一人でも安全に飛行機を飛ばせるパイロットになるための実習に励みました。課程の中で行われるソロフライト(単独飛行)では、桶川訓練所から2つの空港を経由して戻ってくる必要があり、途中海上を飛ぶこともあります。最初は不安に思っていましたが、日々の実習を通して知識や経験を得たことで自信がつき、無事にフライトを成功させることができました。課程の最後に行われる技能審査でも、「一人で飛べる技量があると証明するんだ」と強い気概を持って臨み、合格できたことは、今の自信につながっています。初等操縦実習Ⅱ・Ⅲ修了後に進む高等操縦実習(事業用操縦士課程・選択科目)では、お客さまを乗せて飛ぶための実習を行います。これまでの実習で得た技術や自信、責任感を胸に、プロパイロットを目指してさらに成長していきたいです。

T.T. さん4年生
「法律を遵守し、安全に飛行することの大切さ」を初等操縦実習Ⅱ・Ⅲ(自家用操縦士課程)で学びました。安全への意識、操縦のスキル・知識など、パイロットには多くの素養が求められます。限られた実習期間の中で、それらを着実に身につけるために心がけていたのは、一つひとつのフライトに丁寧に取り組むことです。そうすることで、知識や技術はもちろん、先々まで考えて行動する習慣も身につきました。フライト中は複数の操作を同時に行うことが多いため、マルチタスクの能力も養われました。実習の中で特に印象に残っているのは、「他人の頭上を飛ぶということはその人の命も預かっていることと同じだ」という教官の言葉です。この言葉は心に深く刻まれ、今でも肝に銘じてフライトに臨んでいます。今後も現状に満足せず、一つひとつのフライトを大切な学びの機会ととらえ、気を引き締めて操縦実習に臨んでいきたいです。
事業用操縦士課程

Y.R. さん4年生
高等操縦実習Ⅰ(事業用操縦士課程)では、初等操縦実習Ⅱ・Ⅲ(自家用操縦士課程)で培った知識・技術を生かし、お客様を乗せて飛ぶための操縦士ライセンス取得を目指します。実習では、安全性はもちろん、燃料効率などの経済性や、悪天候でも極力揺れないよう運航する快適性も意識するなど、機長になるために必要な判断力やマネジメント力を養いました。求められる水準が高い分、楽な道ではありませんでしたが、先生方や教官、同期の仲間、家族など多くの人に支えられ、続けられたように思います。この実習を通して、改めて周囲への感謝の気持ちを実感しました。お客様や乗務員に信頼される機長になるには、操縦の知識や技術だけでなく、豊かな人間性も求められます。今後もパイロットとしてだけでなく、人としても成長し続けていきたいです。

Y.M. さん4年生
高等操縦実習Ⅰ(事業用操縦士課程)では、飛行機の操縦技術だけでなく、どんな局面でも適切に判断できる冷静さが求められます。初等操縦実習Ⅱ・Ⅲ(自家用操縦士課程)と比べて、定時性や快適性など、プロのパイロットとして意識しなければならない要素もたくさんあります。フライト当日の天気や航空法など必要な情報を収集し、先生や教官から助言をいただきながら、実際の運航をより良いものにできるよう努力を重ねる日々です。実習では、さまざまな態勢での操縦技術向上を図る「エアワーク」と、自分で立てた計画に沿ってフライトを行う「ナビゲーション」を経験。特に印象に残っているのは「540kmナビゲーション」と呼ばれる長距離飛行です。自ら計画を立て、一泊二日かけて名古屋空港を経由し、神戸空港まで安全に運航できたときには充実感があり、改めて空を飛ぶ楽しさを実感しました。これから先の課程でも自分の課題を明確にしながら実習を重ね、周りから信頼されるパイロットへと成長していきたいです。
課外活動


充実したキャンパスライフも楽しめる環境
S.S. さん4年生
現在、エアラインパイロットを目指し、操縦実習や勉強に励む毎日です。それに加えて、私は課外活動として工体連陸上競技部にも所属しています。部活動では週2回の全体練習に加え、大会数の多い夏期は毎週末の記録会にも参加していました。日々の学習が大変な中、部活動にも熱心に取り組めたのには理由があります。文武両道を果たすことで、さまざまな環境や困難に対応できる力が身につくと考えているからです。走ることが好きな私にとって、部活動の後は勉強へのモチベーションが上がり、よい循環を生んでいると実感しています。また、工体連陸上競技部は3つのキャンパスから部員が集まっているため、文系理系問わず幅広い学部学科の友人にも恵まれ、交流を通じて刺激を受けています。パイロットになるという夢が叶えられるだけでなく、充実したキャンパスライフを国内で送ることができるのは、法政大学ならではの良さだと思います。